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ノンメタル治療

金属の害

ノンメタル治療とは、お口の中の害の多い金属を体にやさしい材質(セラミックやプラスチック)へおきかえる治療です。

1.アマルガムによる害 (水銀・スズ)…重金属

神経毒性が強く蓄積されやすい

  • 不眠、イライラ、頭痛、めまい、アレルギー、リウマチ、アトピー性皮膚炎など
  • 活性酸素の発生

…老化を加速
…DNAが傷つき癌の原因にも

アマルガムの害については、下記アマルガムQ&Aをご覧ください。

2.ガルバニック電流

口の中の金属は電流を発生していて、脳の発生する微弱電流を乱し、不眠、イライラなどを起こし、自律神経のバランスを崩すことがあります。

3.金属アレルギー

金属アレルギー

アマルガム ⇒ CR-プラスチック(保険でできます。数年後、少し変色します。)
※変色しづらいハイブリッドCRもあります。(自費になります。)

アマルガムQ&A

「アマルガム」って何?

アマルガムアマルガムとは水銀50%の歯科用の材料で、虫歯をとった後に歯につめるもので、材料が安く入り、治療への応用が簡単で治療費も安いので、米国での使用が一般化し、健康保険の適用材料として認定され日本でも広く使用されてきました。 特徴として、鉛色に近い銀色の金属です。
近年ではアマルガムの使用量は減少しています。
安全性を疑問視する声があがっていますが今まで使用してきて問題はなかったという事で、現在でも使用し続けている医療機関がありますが、健康を害する可能性のある疑わしい材料なので除去してつめかえる事をおすすめします。

アマルガムの成分は?

水銀50%、銀35%、スズ9%、銅6%、少量の亜鉛 です。
このうち水銀とスズは重金属です。

アマルガムの何が危険なの?

1. 水銀・スズは重金属で神経毒性が強く、さまざまな原因不明の痛みを引き起こす。

⇒イライラ、頭痛、めまい、アレルギー、不眠、肩こりなど

2. 重金属が内臓へ蓄積、ホルモンバランスの乱れ

⇒免疫力低下(リウマチ、膠原病の原因のこともある)

3. 溶け出した重金属

⇒皮膚の真皮層に蓄積 ⇒肌の老化を進めてしまう。

4. 体に蓄積された重金属(腎臓・肝臓・脳)

⇒活性酸素を発生させ細胞にダメージを与え、細胞の老化を加速させる。
 活性酸素がDNAを傷つけるとガンの原因となることもある。

5. アマルガムは口の中で劣化し、唾液、果物、野菜、コーヒー、お茶などに反応して腐食し続ける。
6. 物を噛む時に摩擦が生じ、その熱で水銀を含んだ蒸気を発生する。
7. アマルガムは3年以内に劣化の徴候を示し、10年後には総重量の約73%に減少。
(体内に流出、自覚のないままに吸収されている)
8. 水銀が体内に入りタンパク質と結合する。

⇒過剰反応がでる ⇒アトピーのような皮膚炎・手のひら、足の裏に水泡状の湿疹(掌蹠膿疱症)

9. 水銀のため妊娠しにくくなる。
10. 水銀が胎児や母乳まで届くおそれがある。
11. 溶けやすいので隙間から虫歯の再発する確率が詰め物の中で一番高い。
12. アマルガムの成分が溶け出し、歯、歯肉、歯根まで着色し、黒ずんでしまい審美的に悪くなる。

 

各国のアマルガムへの対応はどうなっているの?

イギリス

1998年4月イギリス厚生省は妊婦のアマルガムの水銀が体内に吸収され、胎児まで届き、また母乳まで移行する危険性があると発表し、妊婦にはアマルガムの詰め物をしないように警告を発した。

スウェーデン

スウェーデン政府健康福祉局は、妊婦は胎児の安全のために妊婦期間中にアマルガムの治療を受けてはいけないと発表(46名の母親の母乳を検査するとアマルガムの詰め物が多いほど母乳中の水銀濃度が高いとの研究結果が出た)。
ウブサラ大学毒物学部では動物実験でも上記のことを確認している。

アメリカ

最近「アマルガム充填の危険性を広く喚起し、5年を目途に歯科界から撤廃する」法案を米国議会に提出するとの報告がなされた。 アマルガムについて連邦レベルでの初の法案となる。

コロラド州 すでにアマルガム充填の制限が法制化されている。
メーン州・アリゾナ州 2000年に「歯科医師が水銀の潜在リスクに関する詳しい情報を患者に提供すること」が義務化された。
ロードアイランド州 コストが高い水銀不使用(ガリウム)のアマルガムを用いた治療へ保険適応を要求し始めた。
カリフォルニア州 カリフォルニア州知事が水銀を使用した「体温計、ワクチン、消毒剤」の水銀撤廃の法制化に向けて法案提出 6歳の自閉症児ダニエル・ガレアノちゃんの両親が、カリフォルニア州歯科医師会を訴えた。 母親の口腔内に施された9箇所のアマルガム充填が子供の自閉症の原因になったとするもの。 アマルガムの毒性成分が胎児に移行し、予測できないダメージを与えたという(アマルガムの50%を占める水銀は人体に有害な物質の中でも最も神経毒性が強い。自閉症は神経失調で生じる発育不全症のひとつ)。
被告側にはカリフォルニア州医師会ほか、アマルガム充填材料を供給する20社を超す歯科材料会社も含まれる。主訴は「患者の安全を脅かし、毒物をおもむくままに販売し続けたこと」、「不当な治療を続けたこと」、「商法上の詐欺罪にあたる」など。
専門家の水銀毒性の権威、ケンタッキー大学ボイド・ハーレー教授はアマルガムと自閉症の因果関係が明らかになり認められる可能性が高いと話している。 現在、アマルガムのある患者の血中・尿中には5~6倍の水銀が検出されていることがわかっている。
以前にもアマルガムを「銀の詰め物」と偽って使い続けたとカリフォルニア州歯科医師会は訴訟を起こされた。
10年近く前、アマルガムを危惧する消費者団体から歯科医師会は対応を迫られていた。が、カリフォルニア州歯科評議会はこの間報告書を提出せず、対応を見送っていた。
これに対し評議院のリコール要求が出され、カリフォルニア州立法府はリコールを採決、評議員を総入れ替えし、議会は大荒れとなった。

 

日本でのアマルガムへの対応は?

京都の開業医の島津恒敏医師(アレルギー科)は、歯科医と共同で1991年から1998年までのアマルガムが充填されアトピーなどのアレルギー皮膚炎の重症患者300人を対象に調査。
歯からアマルガムを除去し、他の金属やプラスチックを入れて経過観察すると1年後に70%の人が改善、そのうち58%は完全治癒した。
また、1997年、京都市内の小学生250人を調べると38%がアマルガム充填してあり、その中で皮膚炎のある小学生は48%なのに対し、アマルガム充填のない小学生は8%だったとのこと。

「歯科用水銀アマルガムに関する質問主意書」が国会に提出されています。
それに対する厚生労働省の答弁書によると、現時点ではアマルガム充填とアトピー性皮膚炎との間に因果関係があるかどうかは明らかではないこと、 アマルガムは歯科素材としての有効性が認められており、歯科医師が個々の患者の特性を十分考慮しながら使用するものであるが、現段階では使用を禁止することは考えていないが、今後とも情報収集など適切な医療への提供の推進に努める旨などが述べられています。