親知らずの抜歯

親知らずの抜歯

抜歯のリスク

下の親知らずは太い神経に近いため、抜歯の刺激により3~6ヶ月間麻痺が出ることがあり(1%の確率)、その中でも、ごくまれに一部知覚鈍麻が残ることがあります。

※下は普通の抜歯とは違うので安易に考えるべきではありません。症状の程度がリスクを上回る時のみ抜歯をすべきだと考えます。

下顎断面図

抜く時

  • 虫歯が大きく、痛みがあり器具・歯ブラシが届かない時
  • 腫れ・痛みを繰り返し、以前よりも頻度が多く症状が強くなってきた時
  • 抜歯以外、痛みが取れそうにない時
  • (矯正で、歯並びに悪影響を及ぼす時)

抜かない時

  • 歯肉がかぶってなく、まっすぐにはえている時
  • 将来、ブリッジや入れ歯に使えそうな時
  • 全身疾患の状態が悪い時
  • 骨の奥深くにあり、症状が無い時

症状・状況による時

  • 物が入りやすく隣の歯・大きい虫歯の時(下図)
  • 顎関節症(まず咬み合わせを調整します)

虫歯に注意

抜く決心がつかない時

  • 虫歯を器具が届くところまで除去し、応急的にセメントでうめる
  • 腫れている時は{汚れ取り+抗生剤注入}を何回か行なう

これで様子をみるが、症状がこの処置では抑えられない時、繰り返す時は決心していただき抜歯が良い。

抜く時期が遅れると・・・

  • 痛み、腫れが強いと神経が過敏になり通常の2~3倍、麻酔量を使っても効かないことがある。
    (この場合、薬で痛みのレベルを下げてから後日抜歯)
  • 虫歯が深くなりすぎると抜くとき、ひっかかるところが無くなるため、抜歯が困難になります。
    (歯肉切開・骨削合・歯の分割が必要になることがあります)

※ある程度のところで抜いたほうがいいと思います。

抜歯の時期に注意

抜かないで管理

  • タフトという歯ブラシで管理していきます。

さらに、定期健診時にレントゲンをとり虫歯の深さや、歯の位置が変化していないか確認します。

タフト

上下抜く場合はどちらから抜歯?

  • 上の方が骨もやわらかくて、痛みも下に比べ弱くリスクも無いため、抜歯に慣れる意味も含めて上から抜歯します。

※症状、状態により大学病院等に紹介することがあります。

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